最近悲しいニュースがありました。電通にお勤めになっていた高橋まつりさんという若い女性が自殺したことです。

 

自殺で命が失われる状況はとても残念です。悲しいことです。

 

私は、最初はニュースをボンヤリ見ていただけなので、ご本人のツイートで労働時間が長いなんて分かるのか、くらいにしか感じていませんでした。最近、いくつかのサイトで亡くなった女性の労働時間以外のツイート内容を知りました。高橋まつりさんは、失恋も重なっていたのですね。そうであれば、過労以外の要素がある自殺を、厚労省は労災認定している、ということですよね。

 

電通で過労死の高橋まつり 彼氏との破局も原因していた…

高橋まつり(東京大学)のtwitterから、彼氏がいたことが判明!? - 日常の中の非日常

 

女性のお母さまは、ツイートの内容をおそらくご存知でしょう。失恋したと分かっていたけれども、長時間労働の実態があったから労災認定を求めたのでしょう。高橋まつりさんのお母さまは、非常に大きな決断を厚労省にさせたのではないでしょうか。偉大な功労者です。

 

ただ、ニュースなどで今まで労災が認められなかった方を見かけることはありませんか?働き盛りの方であれば、家族の生活がかかっていたりしている状況でもあるでしょう。その多くの方と同じように命を大切に扱われてほしいな、と感じました。

 

お勤め先の長時間労働に関する議論は、詳しい方がすでになさっていますし、ここでは割愛します。私が気になっているのは、労災認定に関して、他の方々との偏りがないか、という点です。

 

私は、最初は亡くなった女性のツイートの中の、お勤めに関する内容だけしか知りませんでした。見掛けたニュースがそればかりを扱っていたからです。女性の自殺に際して、失恋による気落ちの要因があったかもしれない状況で、労災認定をしてあげているのであれば、もっと多くの人たちが労災認定される可能性がありませんか?

 

女性が亡くなったことはとても悲しいことです。しかし、今、認められずに困っている人たちには、「労働時間以外に自殺の要因があったとしても、厚労省は労災認定する。」という事実がここに出来たのです。今までの労災認定に関する詳細をちゃんと私は知らないのですが、もしかすると労災認定されるはずの方が相当増えるのではありませんか?

 

女性の自殺は、とても悲しい出来事ですが、ここには大きな前進があります。他に要因があっても、労働時間さえ超えれば、認定されるのです。こんな前向きなお話は、ニュースとして扱われないのでしょうか。

 

亡くなった方の命が少しでも報われるようにしたければ、いい話を必ず広めるべきだと感じました。高橋まつりさんだって、ご遺族のお母さまだって、その方が嬉しいのではないでしょうか。亡くなった女性の命を大切に思うからこそ、私はこの部分に関して思ったこと書こうと思いました。

 

もしも、この女性よりも労災認定されるような要素が揃っていたとしても、認められていない人がいれば、大変な問題です。不公平は許されません。ぜひ、声を上げてほしいなと思います。

 

泣き寝入りする「過労死遺族」、周囲からは「何で辞めなかったの」「大金おめでとう」 - 弁護士ドットコム

 

こちらのサイトでは、顔出しがどうこう、と話題になっていますが、労災を求める手続きだけでは顔出しやお名前を出す必要はないですよね。弁護士の先生方が関わるような大きな裁判になった場合ですよね。また、自分の遺族は労災認定されなかった、とネットで言うくらいなら、顔出しや名前の公開はないですよね。弁護士の先生方が関わるサイトだから、こういった状況を詳しく書かれたのかと思います。

 

また、この自殺を議論なさっている方々で、他の人や他の年代の方の自殺も同じようにあってはならないと考えている人がどれくらいいらっしゃるでしょうか。日本での自殺者数から考えて、ちょっと偏りすぎていませんか?私が見ることができたデータは少し古いのですが、経済・生活問題や勤務問題が原因の自殺者数って20代よりも30代や40代の方が多いのです。

 

長時間労働がもとで、家庭内不和になったり、離婚に至った方々の自殺も認められてもいいですよね。

 

しかも、勤務問題には色々あるかもしれませんが、数だけ見れば、すべてが労災認定がきちんとされていないのかも、ということだって想像できます。現に裁判にまでなっているものだって今まであるのですよね。社会の問題に関心を持ち、積極的にご発言なさる方々には、他につらい思いをしている人たちにも、できれば「同じように」問題を扱ってほしいなと感じます。

 

女性も、他の方の命も、同じくらい大切ですよね。

 

私は、ネットに文章を書くことに慣れていません。表現の足らない部分が多いかと思います。でも、せっかくなのだから、いいことをもっと誰か言えばいいのに、と思ったので書きました。

 

子供の医療費負担の不公平

私はシングルマザーなのですが、福祉関係の仕組みの大事な所は全く平等でないことを実感しています。

 

前夫のDVから避難をしたのですが、周囲は前夫の言い分のみを信じました。追い詰められていた私は、避難直後はきちんと説明するほどの元気がなく、前夫の説明の方が信ぴょう性があったためでしょう。

 

自治体の相談員に避難の意思を伝えた直後、使える通帳はすべて取られていることが分かりました。自宅の中にあった通帳がすべてがなくなっていたのです。そのため、避難直後は生活保護を受けました。ですから、私は生活保護を受けるとどれだけの金額を受け取れるかは知っています。

 

そして、貯金のある状態で生活保護を受け取ると、後から使ったお金を返還することになります。何が面白いって、この自治体がが算出した金額、たとえミスを見つけたとしても、審査請求をする権利が認められていないので、返還する側はいいなりです。

 

今、返還手続きの途中ですが、自治体はなかなか返還をさせてくれません。手続きをはじめてから約半年です。窓口の担当は、住まいの近くのスギ薬局が、きちんと手続きをしないからだと言ってきました。しかし、この薬局は多くの子供連れがいらっしゃっているので、子供医療費のやり取りを自治体としているはずなんですよね。なぜか、生保の手続きだけスギ薬局はできないようです。自治体も、どういうやり取りをスギ薬局としているのかは謎です。

 

この生活保護、もらった方が生活が楽になる人が多く、制度の問題を指摘する人が多くいます。私のように預貯金が使えなくなった場合にも適用される制度です。生活保護は無保険の状態になるため、子供も私も10割で医療費を返還することになっています。自治体で行われている子供の医療費が無料になる制度は、生活保護の世帯には使わないという理由で、私たち母子家庭は子供の医療費も負担し、返還することになっています。

 

そういうルールだから、自治体はこの分の医療費まで負担しろというのが言い分です。諸々の手続きが終わり、預貯金が使えるようになれば、医療費を含めた生活保護費を返還するのです。たとえ母子家庭であってもです。

 

この日本の医療費の負担は、まったく平等ではありません。しかも、分かっていてそれを黙認しています。現に私は子供の医療費の一部を自治体に返還しました。10割負担です。

 

なんかおかしいな、と思いながら、他のシングルマザーの方の生活を見ていると、事柄は別の内容になるのですが、最初に受けた説明とは随分と違う様子で生活しているのをよく見かけます。質問しても、適当な答えしか返ってきません。

 

さらにおかしいなあ、と思いながら過ごしているうちに、避難をし、離婚をしてから時間がたち、私は前夫からある勧誘を受けていたことを思い出しました。かなり政治的な偏りのある勧誘です。

 

この人たちは憲法のある条項を非常に大事にしていますが、他の部分の平等が守られるかどうかに対してはどうでもいいようなんです。

 

ここに書いた話と関係があるのかは定かではありませんが、福祉関係の諸々って、実は相当な偏りの中で活用されているのではないかと感じています。

 

この国は全く平等ではありません。繰り返しますが、子供の医療費が無料になる地域で、母子家庭の状況になってから、私は子供の医療費を10割負担した実績があります。

 

そして、その不平等を容認している行政の言い分は「それがルールだから」です。